☆古代史のページ☆

こちらは、私個人の、完全な趣味のページです。
古代人、古代史に興味を持ち始めたのは、ごく最近の事です。
色々調べているうちに、興味深いことが沢山出てきたので、まとめてみました。
ページ数は多いですが、どれもつながっています。
石にも星にも関係しています。興味のある方は、読んでみて頂けたら幸いです。
まだ書くことがあり、結論ももうしばらくしたら、アップ出来ると思います。

豊受姫(トヨウケヒメ)とは
豊受姫は、天照の妹であり、豊日女、大食津比売、御饌津神などの別名があります。
丹後国風土記によると、豊受姫は、昔、京都の比治の「真名井」という井戸に降り立った8人の天女のうちの一人で、
ある老夫婦によって羽衣を隠され、豊受姫は一人だけ天に帰れなくなってしまい、老夫婦の家に暮らすことになりました。
天女は老夫婦のために、万病に効く薬(酒)を作り続け、おかげで老夫婦はとても豊かな生活を送ることが出来ました。
しかし、10年ほどたって、豊受姫は恩を忘れた彼らに追い出されてしまいました。
哀れな豊受姫は、あちこち放浪した結果、奈具の村にたどり着き、そこに鎮まったといわれています。

天女伝説は、日本各地に残っていて、最も古いものは、三保の松原のものとされています。
いずれの天女伝説でも、彼女たちは農業、養蚕、機織、酒造りなどの特技を持っていて、
自分を住まわせてくれた人に恩返しをします。 豊受姫が降り立った「真名井」というのは、もとはマヌナイと呼ばれていました。
ヌには玉という意味があります。
天の誓約では、須佐男(スサノオ)が天照(アマテラス)から受け取った玉を天の真名井で清め、玉振りしています。
玉は、魂であり、古代、呪具として大変重宝されました。
真名井というのは、清らかな魂の湧き出る井戸、魂を清める井戸という意味があるのかもしれません。
そういえば、水と魂も、古くから関連付けられていました。
昔は、心の事を「うら」と呼んでいました。
ウラは浦、裏でもあり、揺らぐ物、見えない物という意味が共通して現れます。

日本のヒスイの主産地といえば、新潟の糸魚川の上流、姫川です。
また、川を下り、下流域、海岸、または稀に、海中に沈んでいるものが採取されることもありました。
今でも青海のヒスイ海岸にはヒスイを捜し求める地元の人や観光客が多く訪れます。
最近では採り尽くされて、良質なものはほとんど見る事ができなくなりました。
しかし、台風の後には打ち上げられることもあるそうです。
打ち上げられてから、波に飲まれる一瞬のタイミングが大事なそうなので、
しょっちゅう通っていれば、もしかしたら、お宝ゲットも可能かもしれません。

さて、玉と魂、そして水が対応すると考えると、真名井は、神を降ろすための神聖な依代となる井戸であったと思われます。

また、玉が勾玉の形をしているものであれば、胎児を模した形状の玉に霊魂が宿るという話にもなり、興味深いです。
縄文の頃の、勾玉型サークルが発見されているからです。



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