白馬祭
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今年も行ってきました鹿島神宮の白馬祭。おうめさいと読みます。
毎年1月7日に行われている古いお祭で、平安の頃から行われているという記録を読んだことがあります。
夜のお祭なので、結構寒いです。風がなくてよかったです。
鹿島神宮は、いつも裏口の湧き水の池の方の鳥居から入るのですが、到着したら、まだぎりぎり売店が営業していて、大喜びで七福うどんを食べました。
ここに来ると、必ずこれを食べます。梅干とか色々な具が多分7種類入ってて、ゆず七味を入れると、ほんとにおいしいです。
ついでに、名物のみたらし団子も食べてしまいました。味噌っぽい感じで、焦げ目がなんともいえないです。
そして、おなかいっぱいになったところで、境内へ。
途中まで道は真っ暗で、張りつめたような雰囲気があります。
坂道をはぁはぁ息を切らしながら上って行くと、鹿のにおいとか、杉の匂いが混ざったような、独特の香りがして、鹿島神宮に来たんだなぁという実感が湧きます。
鹿島神宮って、他の神社にはない、独特の空気を感じさせます。
ぎりぎり始まる前に到着したら、甘酒はなくなっていたけれど、まだ七草粥を配っていて、
一応縁起物だしということで、頂いてしまいました。食べすぎですな。
土日が重なるとすごく混みますが、平日だとちょうど良いです。
拝殿で神官たちの祝詞奏上とかがあって、しばらくすると、赤い楼門から、背中に御幣を乗せたお馬さん達が7匹、神官(見習い?)に連れられてテコテコ入場してきました。
まだ小さい馬とか、マキバオーみたいで可愛いです。馬好きにはたまらないです。
馬が踏んでくれたものにはご利益があるということで、みんなハンカチとか手ぬぐいを地面に広げていましたが、狭い割に、うまい具合には踏まないもので、グルグル走り回っている様子を撮影したり、なんか大騒ぎしているあいだに、あっという間に去っていってしまいました。
私は布を持っていかなかったので、とりあえず、小石を3粒もらってきました。
まだ参道には出店が出ていて、大判焼きとか、トルネードポテトとか、またしても食べまくってしまいました。
腹ごなしに、帰り道に、要石のほうまで行ってみることに。
真っ暗で、しんとした空気に遠慮しつつ、なんとか要石まで辿り着くと、その部分は広場になって開けているせいか、少し明るかったです。
なんとなく、もののけ姫の、神の降りてくる神聖な池を思わせます。
とても静かで、なんか元気になって帰ってきました。要石パワーでしょうか。
さて、今回は欠けていく半月のタイミングでしたが、旧正月の場合、1月7日は新月から7日目になるので、ちょうど半月です。
この月相を太陽に変換すると、春分にあたります。これから勢い良く芽吹く感じです。
この白馬祭には、春の訪れを祝うような意味があるというのも、納得です。
一応、本を出版できるように、お願いしてきました。
時間がかかっても、叶うと良いなぁ。。