御柱祭


この前、知り合いの方からメールが来て、有給をとって、御柱祭で柱を担いでくると連絡がありました。
地元出身という事で、やはり血が騒ぐのでしょうか。

7年に一回の、貴重なお祭なので、私もぜひ見に行きたいと思っていたのですが、なかなか休みを取れる状況ではなく、今回は諦めてしまいました。

次回はまた7年後です。
ぜひそのときには見に行きたいです。


そういえば、諏訪の方で縄文研究をしている方がいるのですが、最近の諏訪大社には、ものすごい数のイラスト入り絵馬がかけられているそうで、なんなのだあれはと嘆いていました。
なんかの漫画かゲームの舞台になっているそうです。
あとは、御柱祭と、ユダヤの儀式との関連に興味を持って集まってくる人たちがいるそうです。

他の神社でも、同様に、漫画イラスト入り絵馬現象が起きているというのを聞いた事がありますが、なんか、新たな形の布教活動が起きてるみたいで面白いな~と思います。

私は、最近は下の方の弟が貸してくれるワンピースくらいしか読まないので、よく知らないですが、近頃の漫画の舞台は和風というか、神社ネタ、神様ネタが多いのでしょうか。

そういうのを神社に持ち込むのを良くないという人もいるかもしれないけど、何らかの形で興味を持って足を運んでくれるなら、私はアリだと思います。
境内で大騒ぎする人がいたら話は別ですが、そこから、本来の中身に興味を持ってくれる人も現れるはずだからです。


あと、巫女萌えとかもあるそうですが、これも、ひと昔前と同じなので、先祖がえりな気がします。
本来、巫女は神婚に関係するものなので、萌え(?)のイメージを持つのは自然なのかも。


話が広がり気味ですが、お花見も、豊作を願ってのお祭というか、たまふりなので、なんだかんだいっても、やっぱり古くからの風習というか、性質というのは日本人のDNAの中にしっかり残ってる気がします。

柳田国男は、田の神様(サ)の坐ますところ(クラ)で、サクラと言っています。
満開の桜の一枚一枚の花びらがお米であり、豊饒という意味に通じるのです。
少しでも長く咲いているほど、良いとされたそうで、頼むからいつまでも散らないでくれと言う和歌も沢山残されています。

満開の桜の下で、お酒を飲んだり、ご馳走を食べて楽しいひと時を過ごすとき、昔の人の気持ちに思いを馳せてみるのも良いかもしれません。