占い
最近、占い師志望みたいな方が多くて、びっくりします。
日本の女性が占い好きなのは、きっと縄文の頃からの古いご先祖の記憶がDNAに組み込まれてるからだと勝手に思っているのですが、それにしても最近、占い好きを通り越して、占い師になってみたいという話を聞くことが多い気がします。
たまたま私の周りだけでしょうか。
でも、元々人に占いしてあげるのが好きとか、人の相談を聞いてあげるのが好きで、占い師になるならぜひやった方が良いよ!と言いたいのですが、それでがっつり稼ぎたいとか、収入になるんじゃないかとか、お金メインだと、正直ちょっと厳しいんじゃないかと思ったり。
なかなかそれだけでご飯食べたり子供を育てていくのは難しくて、ほかに講座をやったり、副業を持ってる占い師も結構多いです。
私が学生の頃、休みの日はこっそり占い師をやっているという先生がいた記憶があります。
あとは、自己プロデュースとか売り込みなのでしょうか。
中にはものすごい額を稼ぐ占い師とかもいるようですが、そういうのに憧れてなりたいというのは、ちょっと話が違うよな~と感じます。
大体、そういう事をいうのは、結局自分のために、稼げる仕事としてやりたいだけで、人のためにとか、困っている人を助けたいというのとちょっと違うかもと思ったり。
なんか、この前、占い師やりたいんだよね、という人が来て、ためしに手相を見てもらったのですが、あなたは全然苦労知らずとか(そんなことないっつーの)、他にも割と腹の立つ事を言われました。
なおかつあんまり当たっていないという。
さらにひどいのは、たまたま居合わせた、将来子供が欲しいというお友達に対しては、それはちょっと無理かもねーなんて言っていました。
その人が帰った後に、あんなの全然当たってないから気にしないほうが良いと、慌ててなぐさめましたが。
占いを受けに来る人というのは、自分の事を深く知りたかったり、悩みがあって、その解決の道筋を探しに来てくれるのに、悪い事ばっかり言われたら、すごく凹んで、鑑定を受けたこと自体を後悔するんじゃないかと思います。
占い師=鑑定してもらいに来る相手より上目線なんて、ちょっとどうかなと。
占いという言葉は、そもそも心を表す「うら」という言葉と、物事をなすという意味の「ない」が組み合わさっています。
(ないは、商いのないと同じです)
時には、どこぞの母のように叱ってあげたりする事も必要なのかもしれませんが、人の心を癒したり、前向きにさせてあげることが、スピリチュアルとか占いの大きな役割だと思います。
悪い風に出ていたとしても、より良い方向に進めるようにアドバイスしたり、解決方法を教えてあげるのが筋ではないでしょうか。
なんか珍しくちょっと熱くなってしまいましたが、自分自身も、占いをやっているので、こういうのも、原点を見つめなおす良い機会なのかもです。