モッコル伝説


昨日、何かの番組で、スリランカで宝石採掘、というのをやっていました。
番組内では良い原石が出ていましたが、なんとなく、仕込みなのでは、と疑ってしまいました。あんなカンタンに出たら苦労しません。
スリランカも、採掘量が減ってきているので、最近では、マダガスカルとか、他の国に出稼ぎに行っているという話も聞きます。
ある程度掘りつくしたところで、今度は外国人に採掘権を売ろうという事だったり?なんて、ちょっと深読みしすぎでしょうか。

テレビを見ていて思い出したのですが、ずいぶん前、向こうの宝石商の方に一週間ほど世話になった際、遠い昔、どこかからたどり着いたモッコルという人々が、石の採掘や、加工技術をスリランカに伝えた、という伝説を教えてもらったことがあります。
その頃は、歴史に全く興味がなく、面白い逸話としての簡単な記憶しかないのが残念です。

日本の越の国、マヤ、インカ、ニュージーランドのマオリ族には、ひすいを尊ぶ文化が共通していて、縄文とか弥生の頃、日本から北アメリカに渡った人たちが、徐々に南下しながらひすい文化を伝えたのではないか、と思っているのですが、もしかしたら、スリランカに渡ったモッコル達も、その仲間だったのかも、などと、しばしロマンに浸ってしまいました。
今もそうですが、古代、石は人々にとって大変貴重な資源だったので、歴史を調べるには、石がとても重要なキーワードになる気がします。