雷の表現



助勤先で撮って頂いた画像です。女性の場合、巫女と勘違いされることがあるのですが、浅葱の袴は神職が着用します。
正装だとこの上から唐衣などを着用します。
普段は自前の白差袴を使うことが多いです。かえって白のほうが神職ぽく見られるかも⁉︎

ところで、ご祈祷中に用いる、金属の板で出来ている鈴幣、金幣というのがあって、ゆらゆらさせて使うのですが、その際に太鼓を叩くのは、まさに雷の表現だなと感じました。

私は太鼓が下手なのですが、お守りや参拝者の前で揺らすタイミングに合わせて、太鼓も早打ちになります。
やりながら、ゴロゴロいいながら稲妻が光っている様子そのものだなぁと感心していました。

雷は神鳴りです。

紙垂(しで)といって、玉串や、ご神木などについている、あるいは大幣(祓串)に用いられるギザギザの白い紙は、あの形自体、雷を表しています。
金色の金属のものは、雷らしさが更にアップです。金属だと電気も通しますし。

また、古い時代には、斎場に神籬(ひもろぎ)となる木を立てて神の依代としました。
高い建物がなかった時代には、基本的には高い木に雷が落ちていたはずです。
世界中で、最高神は雷の属性を持っていて、日本でも雷は様々な神の名に使われています。

すごい爆音を天上で響かせながら、雲間に強い光の筋がきらめき、時には木などに落ちて火を起こし、また、恵みの雨ともセットの雷は、神として崇拝されるのも当然ですね。

目に見えないもの、不可思議なものは神とされた時代、雷以外にも、静電気のような現象も、もしかしたら神がかりのように考えられたのかもしれないなと思います。

髪と紙は神の依代になると考えられていて、静電気で髪が逆立ったり、ふわふわ動いたりする現象は、古代人にしてみたら、かなり神霊的なかんじすると思います。

古代人の霊魂観では、紙や髪、炎や水など、揺らぐものは神霊と深く結びつけられていたようです。

実際、霊的な現象は電磁波とか電気的なものの影響が大きいともいいます。将来物理学で証明されるんじゃないかなと思ったりしています。


前に誰かに勧められたのですが、最近になってradwimpsにハマっていて、よく聴いてます。
歌詞がとても考えさせられる内容で、曲もすごく良いです。

「おしゃかしゃま」
https://m.youtube.com/watch?v=7MaF-bWeLGw

「記号として」
https://m.youtube.com/watch?v=bZqQttJnj-U

「DADA」
https://m.youtube.com/watch?v=Yy6XeGCNkSM

最近、なんか急にバンドやってみたいと思うようになりました。
太鼓とか笙を取り入れて、歌詞は大祓詞で、装束で歌い躍り狂って、ライブは神前でのご奉納のみとか、ダメですかねぇ。
というのは冗談ですが、何か音楽やりたいです。