もうすぐ新月


もうすぐ新月です。太陽暦よりも、月のリズムを意識して過ごしている今日この頃です。
神棚の榊を取り替えるのも、実は月の満ち欠けに合わせたほうが良い感じがします。

今度の新月は、11月10日の朝8時頃です。
この日、大学でアニミズムについての公開講義があり、顔を出す予定です。
新月のテーマにちょっと関係しそうな気もして、今から楽しみです。

今回の新月はかなり特殊です。裏社会っぽいのです。
また、霊的な世界に対して、積極的に意識が向けられやすいです。あの世からのメッセージがもたらされやすいです。
蠍座18度「輝く森の小道」の度数、蠍14度にあるリリスと合、そして、蟹座13度の火星、魚座15度の天王星とグランドトラインです。
さらに、水瓶座の海王星と90度です。

これが、東京だと12ハウス(星座でいえば魚座に対応)のはじめに配置されます。
もろ水の世界の新月です。水のしたたる新月です。
12ハウスは、潜在意識、隠れた場所、陰謀、秘密の物事という意味があります。

蠍座18度は、自然界の生と死、つまり、春になり木の葉が芽を出し、冬に葉は枯れて土にかえり実は落ち、春に再び新芽が出て、という自然界の陰陽の繰り返しをいっています。
ちょっとアニミズム的な神聖さを感じさせます。

人間の生活においては、集中と開放というリズムに当てはまります。

そしてここに、リリスという背徳、裏社会的な意味の感受点が重なります。
(リリスは、キリスト教によって悪魔にされてしまいましたが、元は大地母神であるといわれています)

新月とグランドトラインの角度をとっている、蟹座の火星は意志力、魚座の天王星は実地訓練の度数にあり、天体の性質からいっても、かなり行動的で、実行力が強い感じです。

こうしてみると、今回の新月は、ダヴィンチコードみたいに、正論ではない、社会の裏側に潜んでいる真実に注目する感じです。
(そういえば、マグダラのマリアは、リリスによく当てはまります)

また、やや背徳的な物事が裏で始められたり、繰り返しが起きるという印象があります。
12ハウスである上に、海王星が90度なので、うまくごまかされたり、隠されていく感じです。

そして、世の中のルールを現す土星は、乙女座8度にあり、ドラゴンテイルと合で、特に目立った角度を取っていません。これもちょっと裏の掟っぽい感じになりやすいです。

天秤座はじめの金星は、冥王星とゆるく90度なので、これにもリリス的な雰囲気があるのが気になります。恋愛関係などは注意が必要です。

今回の新月は、裏側を集中的に見よ!といっているように感じます。
天秤座最後にある水星のみが、冥王星と60度と、しっかりしているので、純粋思考で切り抜けると、怪しげな噂などに巻き込まれたり、紛らわされるのを防げます。

最近、密室政治が取り沙汰されていますが、かなりそういう匂いがするな、と感じました。
火星は政治、天王星は軍隊に関する度数でもあります。
政治、軍隊に関することで、というと、防衛省の長年続いてきた賄賂の問題がすでに頭に浮かびます。
あと、自衛隊の法案に関する話などが、裏で着々と進められていく感じがします。

海王星が90度だと、うまく誤魔化されるかとも思えますが、海王星がメディアを意味する3ハウスにあるので、逆に、マスコミでかなり大きく取り上げられる可能性があります。

「真実は社会の裏側にある」的なテーマを研究し始めると、面白そうです。