本が届きました

今日、アマゾンで買った本が何冊か届きました。
中沢新一の「精霊の王」は、ずっと前から気になっていました。
パラパラめくってみたら、気になるキーワードが沢山で、これはきっと仕事にならなくなってしまうので、もうしばらくお預けです。

アイヌの本は、写真集みたいな感じだったので、少しだけ読んでみたら、早速面白い発見がありました。(本当は、知里幸恵のアイヌ神謡集が欲しかったのですが、品切れになり、今回は買えませんでした)
日本の古代史を調べる上で、アイヌ語はとても重要だと感じていたのですが、「サル」と言う言葉が「葦原」を表すというのは驚きでした。
前から、大国主(葦原醜男)は猿田彦に違いないと考えていたのですが、この考えに一層自信がつきました。
アイヌの伝承では、沙流(サル)川に降臨したオキクルミ(アイヌラックル)という神が、人々に生活文化を教えたと伝えられています。

縄文人の一部は、渡来人によって追いやられて北や南に移動したと思われ、実際、沖縄の言葉と、アイヌの言葉に共通点が多いことも知られています。
したがって、アイヌ語は縄文の人々の言葉に近いと考えています。
地名としても、全国に残されていて、千葉も、もともとはチパで、幣場を表しているという説があります。

それから、これは偶然なのですが、私の使っているポコタンという名前は、以前飼っていたウサギの名前なのですが、アイヌ語だとポ・コタンで、子供の村という意味になります。

こんな風に、色々おもしろい発見があるので、つくづく勉強は楽しいです。
学生時代は歴史とか国語の授業が特に嫌いで、いつも寝ていたのに、ほんとに不思議なものです。