いのちのこととか
![いのちのこととか](https://haniwa.ocnk.net/data/haniwa/image/fe26d895727.jpg)
写真は、この前来てくださったお客様にプレゼントさせて頂いたこぶたちゃんです。
可愛いと褒めていただいたので、嬉しくなって調子に乗って作ってみました。
もっといっぱい作って、沢山並べてみたいです。ぶひぶひ。
最近、犬でも人間でも、赤ちゃんとか見る機会があると、生命の事とか、死の事とか、色々考えたりします。
大きい病院って、産婦人科とか内科とか色んなのが揃ってて、生まれる者がいる一方、死に行く者もいるわけで。なんか不思議空間です。
「死」というイメージの絵を最近の人に書かせると、黒い闇を書いたり、割と抽象的な絵が多いのだそうです。
私がそれで最初にイメージしたのは戦場の絵だったのですが、どちらかと言うと、そういうのは珍しいようです。
純粋に描くのが面倒だからかなとかも思いつつ。
昔は、川原とかにむしろに包まれた人の死体が転がって、それを野犬が食べてたり、嫌でも死が身近な現実として目の前に存在していたけれど、今はあまりにクリーンで、逆に実感がなさすぎです。
日常から切り離されすぎているというか。
それは、逆に言うと、いのちの大切さみたいなものも、実際口で言うほどは、実感が湧かないような気がします。
外国だと、子供を猟に連れて行って、動物の命を奪って、それを糧に生きているというのを実感させたりもするそうなのですが。
あとは、自然が多く、厳しい環境国だったりすると、その中で、日々の糧を得て、自分が生きているという実感とか、人や家族とのつながりの暖かさ、大切さも、肌で感じるのかもしれません。
日本では、パックになって売られている肉を、当たり前のようにおいしく食べていて、現実味がないような気がします。
いっそのこと、小学生の校外学習で、屠殺場とかに連れて行って、可愛い動物たちが、パック詰めになっていく過程を見れば、死というものや、生きているという事が、どういう事なのか、それがたとえ子供たちにとってショックだったとしても、理解させる価値はあるのではないかと思ったり。
ウカノミタマという神様がいて、キツネを眷属とするお稲荷様として有名ですが、実体は、ウケあるいはウカ(食物)の御魂です。
つまり、食べ物も、もとは命で、それらの魂をお祭りしている訳です。
今となっては、現世利益的な感じでお参りする事が多いですが、そういうのも心に留めておくと良い気がします。
自分が今生きていられる事の幸せとか、それを支えてくれた全てのものに感謝する気持ちこそ、大事な気がします。
いのちの大切さを感じる事って、そういうところから始まるのかも。なんて思ってます。