竜神

先日、北海道の佐呂間で、大きな竜巻の被害がありました。
トンネル工事の関係者の方々が犠牲になったと聞きます。

サロマ湖のあたりは、昔、アイヌの人々の竜神信仰の場でした。
もしかして、工事中に竜脈を傷つけたのでは、なんて考えてしまうのは、私だけでしょうか。

竜神といえば、茨城の鹿島神宮も竜神信仰があります。
ずいぶん前になりますが、新月の晩に要石の場所まで行って見たところ、
そこは小さな広場になっているのですが、周囲の木々がざわざわと揺れる様子が、要石を中心に風が回っているようで、まるで竜神が辺りを旋回しているように思えたものです。
あの森も、最近は道を作ったり、大きく切り開かれてしまっていて、神社としての、場の力が弱まっているようです。
鹿島神宮自体は海洋民族にゆかりがあるのですが、その眷属である鹿は、山の神を表す生き物ですし、やはり森はなるべくそのまま残しておいて欲しいものです。