はなびらもち



最近、仕事でちょこっと出てたりするのですが、この前はちょうど出先で東京マラソンやってました。ほんとにたくさんの人が走ってて、びっくりしました。

山手線の配置とか、皇居ランニングもそうですけど、たくさんの人がああやって移動したり走るというのは、それだけで場のエネルギーが高まりますね。
今はあまり行われてないけど、昔は、田んぼとかで皆でぐるぐる回るお祭りがありました。今でも盆踊りでやぐらの周りをぐるぐるしますね。



いつもうちで材料を仕入れてくださっている行者さんの新作画像をいただきました!ありがとうございます~☆
トップに水晶の五鈷杵と、ラピスの勾玉を組み合わせた、オリジナル作品です。バックの布の雰囲気もあいまって、すごいご利益ありそうです。
五鈷杵は強力な破邪の力を持つ密教法具で、空海が日本に持ち込みました。
ちなみに、空海はラピスの数珠を用いていて、今も高野山の空海の手にはラピス数珠があるという話も聞いた事があります。
空海スペシャルってかんじですね。この組み合わせはあえてそれを意識しているのかと思ったら、全くの偶然だそうです。
端の方も五輪塔みたいな形になっていて、面白いですね。
こういう感性も、修行の賜物でしょうか。びびっとイメージがきて、無心で一気に作成されるのだそうです。実物拝見できるのが楽しみです♪



どくろは、密教のとある分野で取り入れられていますが(一説には伝説とも)、魔除けとしてお店に飾られているそうです。おうち用は水晶で、そちらも迫力がありました。
持ち主の法力がしっかり宿っていそう。。


地元に、そこそこ古い和菓子屋さんがあり、今まで一度も入ったことはなかったのですが、先日偶然前を通りかかった折、入り口にとある張り紙を見つけて、思い切って入店してみました。



「はなびら餅」です。新年の宮中行事の際に食されるお菓子で、ぎゅうひに白餡、甘く煮たごぼうの組み合わせです。
本来はお餅部分が二重構造で、内側の紅色のお餅の色がほんのり透けてみえるものなのですが、こちらは染色になっていました。

高級和菓子店に行かないと手に入らないと思っていたのにこんな近くにあったなんて、灯台下暗しでした。
聞くところによると、お茶の先生が買いにこられるそうで、この時期でも販売されているのだそうです。旧正月だし、本来ならちょうどこの時期のものなんですよね。
今まで、資料では目にしていたものの、食べるのは初めてだったりして。
私の本の中でも「菱はなびら餅」という名称で紹介していますが、写真載せればよかったなと後で思ってたりして。



断面です。味噌風味の白餡がごぼうの風味と合います。
お茶をやっていたことのある母は、昔ならではの和菓子の味だと言っていました。

お餅で表現されいるはなびらは女性、ごぼうは男性の象徴です。とてもおめでたい意味のお菓子です。お雛様の菱餅も、これが由来です。菱餅は3段重ねで、産霊です。