縄文


あっと気づけば1月末でした。惑星順行もあるのか、時間が経つのが早い気がします。
年を取ると年々時間感覚が早まるともいうけれど、気持ち的には永遠の17歳なので、あくまで天体の影響ということにしておきたいです。
最近やけに忘れっぽいのも天体の影響ということで笑

そういえば、日付うっかりがあまりに多いのを見かねてか、占いハウスのマネージャーさんが出演日を連絡してきてくださいました。
2月は12日、26日だそうです。珍しく月2回です。
気が向いたら、遊びに来ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

ここのところの天体の影響、忙しさで出ていたり、生活面の大きな変化で出ていたり、人それぞれですが、木星冥王星90度は木星の保護という意味が冥王星によって行き過ぎになります。
木星冥王星はキングの組み合わせですが、凶角だと傲慢不遜、態度の大きさやハッタリという意味にもなります。
まさにアメリカのいまだなと思います。

毎年この時期はアメリカに行っているのですが、今年は円が弱すぎなのもあり、見送りになりました。
下手したら入国拒否されそうだし。今までも靴脱いだり面倒だったのに、さらに入国審査厳しくなったりするのかしら。

あと、すでに終わりつつある金星土星凶角は一時的な配置だったけど、やっぱり効いてたかんじがします。
恋愛運や金運にブレーキなのと、気持ちを見極める意味が強いです。
あんまり、ああしなくちゃこうしなくちゃになると大変だから、金星が牡羊座に抜ける4日くらいまでは、無理しないで様子を見るのが良いですね。

さて、この前の新月の度数はシンボルがテーマでした。
そのタイミングで、縄文研究の大島直行先生の講義に参加してきました。



シンボリズムというテーマの関連なのか、トライバル柄の第一人者の掘り師の方による入れ墨の実演もありました。
東南アジアなどの伝統的な入れ墨の原型は蛇ということで、やはり不老不死、生命力、強さのシンボルなんですね。
なんか縄文土器っぽく見えてきます。



棒状の道具でとんとん叩きながら墨を入れていました。
温泉&銭湯ラバーとしては、入れ墨は全く縁がないし、痛そうというイメージしかなかったけれど、彫っている様子を見るのは初めてで、掘られる側の心理状況やどういう目的なのかを想像しながらで、興味深かったです。

大島先生は、普段北海道にいらっしゃるので、貴重な機会でした。
縄文時代は自分と他人、自然や動物との区別が全くなかったという融即律のお話や、また、グレートマザー、太母というイメージが脳に潜在的に組み込まれているということ、三角形のモチーフについてなど、ものすごく熱のこもった講義でした。

縄文人に美意識はなく、ただ生きるため、死なないための効き目をひたすら意識して、あらゆるものを作り出したということでした。
火焔型土器などは実用性を度外視したような派手な装飾のついた深底の壺であり、土偶は口がぽっかり空いていますが、それはなぜかといえば、生命力をもたらす月の水を集めるためであるという考え方です。
美の概念は一切なかったということですが、それであれだけのものを作っていたとしたら、本当にすごいことです。

また、古代人は現代人とは違い、対象との共通点を見つけ出す脳の働きを持っていたので(現代人の脳はまず対象との差異を見出すようになっている)、たとえば熊は二足歩行するとか、魚を食べるとか、そういう同一性を意識していたわけですが、やはり形態や生態の違いはあるわけだし、また、区別しなければ生命の危機が格段に高まるわけで、自己とそれを取り巻く世界の完全なる一体化という意識は本当にあったのかなという疑問は残りました。

土器に多く取り入れられたモチーフである蛇は全く姿が異なり、また、永遠によみがえると考えられた生き物です。
それに少しでも近づこうとして蛇のモチーフ(縄文)を取り入れたり、入れ墨を施していたとするのであれば、強いものや永遠性への憧れ、生への祈りこそが宗教の始まりでもあるわけで、無宗教といってしまって良いのかなとも思いました。
死の恐怖を抑えるため、死者を弔うことだけが宗教なのではなく、大地や造形物に蛇のモチーフを刻んだ時点で、そして、祈りを込めた道具を作り始めた時点で、それは宗教と呼べるのではないか。現に、日本の古い神は大国主をはじめ、蛇でもあります。
蛇の力を手に入れようとし、モチーフにしている時点で、それはもはや信仰なのだと思います。

という風に、色々疑問や考えることはあったけれど、新しい視点から見た縄文はとても有意義で、面白かったです。
ヒスイの色の意味についても触れられていました。
勾玉も、その他の道具類やサークルなどと同じく、生への祈りが強く込められている呪具です。とてもシンパシーを感じていたので、帰りに、私のたまふり本をお渡ししてきました。
もちろん、先生の本も購入し、サインしてもらいました。
とても気さくで明るくて、面白い先生でした。

会場は講義の前後にずんどこ音楽がかかっていて、なんでか縄文というとずんどこする傾向があるみたいです。
そういうイメージがあるのかな。

ネリーナウマン、住居と人体、かまどと子宮の関係性といえば田中基先生です。去年電話で話したきりなので、そろそろ長野にも行って来たいです。


差し入れを頂いてしまいました!鑑定を受けて頂きありがとうございます☆

くれぐれもお気遣いなく、お気軽にご来店いただければ幸いです。