大失敗
先日、陰陽道の講座に行って来ました。
先祖が陰陽師という人が講師で、歴史的背景の説明など、部分的にちょっと怪しいところはあったものの、内容は面白かったです。
とりあえず、本で読むよりも、直接はなしを聞くことが大事だと思って、参加するのを前々から決めていたので、あまり他の方に注意を向けていなかったところ、なんと、同じ日に、大学で、賀茂氏や、出雲、それから蛇に関する特別講義が行われていました。
そして、別な場所では、中沢新一の、神話学の講義がありました。
終わってから気付いて、本当にショックでした。
多分、今年一番の大失敗です。
というか、なんで、その日に限って集中しているんだ!という感じです。
もーだめ、死にそう、と言う感じで、ここ数日、結構凹んでいました。
これからは、気を抜かないで、情報に注意していなくちゃです。
今回の大学の特別講義は、誰か、出た人を探して、お話聞かせてもらおうと思っています。
陰陽道の講座では、さわり程度の事を勉強したのですが、参加者の自己紹介を聞いていると、向こうの世界にかなり重心が傾いてしまっている、なかなかハードなスピリチュアル系の人が沢山いて、びっくりしました。
(でも、周りから見ると、逆に、変わったのが紛れ込んでいると思われたでしょうか)
その中で、能の話が出ていて、やっぱり能って面白い、と思いました。
確かおととし、殺生石の能を見に行って、節回しとか、雰囲気とか、すごく面白かったです。
来年の能の案内が送られてきていたものの、日程がツーソンの直前あたりで、迷っていたのですが、やっぱり行こうと決心しました。
世界中に、神がかった芸能(つまり、トランス状態で踊りまくるような)というのは沢山ありますが、日本の能のように、半分あちらの世界に行き、半分こちらの世界にある状態という芸能は、ないそうです。
能は、とても動きがゆっくりですが、心拍数は、相当高いとも聞きます。
つい見ていて眠くなって、半眠状態に陥る人が多いですが、それこそ、能の世界、つまり、あの世とこの世の中間にいる状態です。
私は興味しんしんで、目をらんらんと光らせて観てしまうので、なかなかその状態に陥れないのが悩みです。